血液の中のコレステロールや中性脂肪が、多過ぎる病気です。
健康診断などでは必ずコレステロール値をはかります。コレステロールの中でも、LDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロールと呼ばれています。
元々コレステロールは人体に不可欠なものなのですが、LDL(悪玉)が増えすぎると、血管内部にたまって動脈硬化を引き起こしてしまいます。
反対にHDL(善玉)は、不要なLDLを肝臓に戻す働きをします。血液検査では、このLDLとHDLの量のバランスを見るのです。
よく、食べ物を「これはコレステロールが多い」とか「少ない」と言いますが、実際にはコレステロールは、その70%が体の中で作られているのです。
これはやはりコレステロールが体に必要なものだからで、健康な人ならば必要以上のコレステロールが作られることはありません。
しかし、そのバランスをとる機能がうまく働かなくなると、LDLの量が増えてしまうのです。
また中性脂肪も、体には必要なものですが、増えすぎるとHDLを減らしてLDLを増やしてしまいます。
自覚できる症状はありません。
発見するには、定期的に健康診断を受け、正確なコレステロール値や中性脂肪値を計るしかないのです。
もし見つからないまま放置してしまうと、動脈硬化を起こし、動脈硬化から心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険があります。
最低でも年に1度は検診を受けるようにしましょう。
やはり一番は動脈硬化を起こし、心筋梗塞・脳卒中の危険が高まることです。
突然死に見舞われたり、体の自由を奪われる可能性があります。
また、そこまで進まなくとも、高脂血症と診断されれば、食事の制限が厳しくなってしまいます。
美味しいお肉も甘いデザートも、お酒やタバコも禁止されてしまうのです。
食の自由を奪われるのは、人生の楽しみを半分奪われてしまうのと同じではないでしょうか。
そして、怖い事に男性では30代から上、女性では50代から上の半分が、高脂血症と言われています。
男女とも50代以上は2人に1人が高脂血症なのです。これは自覚のない人の分も含みますので、あなた自身がすでに高脂血症にかかっている可能性はかなり高いわけです。
なんといっても、食事です。
糖分のや脂肪分多いものは、中性脂肪値を高めます。
また上記の通り健康な人ならば、コレステロールの多い食事を摂っても、体が調節できますが、50代以上の2人に1人がその機能が正常に働かない状態にあります。
コレステロールを多く含む食材はなるべく避けるようにしましょう。
また、コレステロールを含んでいなくても、体の中に入るとコレステロールの合成をすすめてしまう食事もあります。
なるべくそういったものを避け、コレステロール値を下げるものを食べましょう。
コレステロールの多い食事:
イカ、タコ、海老、卵、マヨネーズなど
コレステロール値を高める食事:
肉、インスタントラーメン、チョコレート、ポテトチップス、バター、ケーキなど
コレステロール値を下げる食事:
野菜、大豆製品、魚、海藻類、果物など
※ 特に大豆製品に含まれる大豆たんぱく質(アミノ酸)は、悪玉コレステロールの中でも最もタチの悪い「超悪玉コレステロール」を減らすのに効果があります
魚の不飽和脂肪酸、大豆製品や海藻類の食物繊維とミネラル、野菜・果物のビタミンはコレステロール値を下げてくれるのです。
食事以外では、運動です。
他の生活習慣病でも触れていますが、軽めの有酸素運動(ウォーキングなど)がおすすめです。
血中のコレステロールや中性脂肪を消費して、量を調節します。
お酒を飲みすぎる人も、量を控えましょう。
適量ならば、コレステロール値を下げてくれるお酒ですが、飲みすぎるとLDL(悪玉コレステロール)を高めてしまいます。
タバコは禁煙するか、出来なければ本数を減らす努力をしてください。
タバコのニコチンは、中性脂肪の原料である血液中の遊離脂肪酸を増やしたり、HDL(善玉コレステロール)を減らしたりします。
また、血液の中のコレステロールを酸化させてもしまうのです。コレステロールは細胞の材料にもなるものです。それが酸化してしまうということは、体が酸化し老化してしまうことなのです。
薬物療法と食事療法を平行して行います。
高脂血症は、薬だけで完治することが難しいので、必ず食事制限の指導も行われます。
自覚できる症状がないだけに、好きな食事をガマンするのは、辛い事に思えるでしょうが、将来の大病を招かないために、医師や栄養士の指導をきちんと守って下さい。
また、高脂血症にかかっていない場合は、きちんと予防できるように日頃から上記のようなことを守りましょう。
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