心臓がポンプのように脈打って、血管に血液を押し流しているのはご存知ですね?
その血液が血管にかける圧力が血圧です。
血液が脈を打つたびに、血管に強い圧力が掛かります。これが最高血圧、反対に脈と脈の間にかかる力は弱くなります。これは最低血圧。
血圧は常に一定ではなく、運動をした後や水を飲んだ直後には、誰でも一時的に血圧が高くなります。もし健康なら自然に血圧は低くなり、元の状態に戻ります。
高血圧とは、なんらかの原因で血圧が高い状態が続くことをいいます。
主な自覚症状としては、肩こりや頭痛など、ふだんあまり気に留めないようなものです。
そこで、実際に血圧を測ってみるまで、なかなかわからないのが現状です。
また、高血圧と診断されても、なかなか症状に出にくいため、きちんとした治療を受けずに悪化させてしまう人も多いそうです。
正常な血圧の人に比べると、血管が常に圧迫されています。心臓が脈を打つのは1分間に60〜70回です。
これを1時間に直すと、3600〜4200回、1日なら86400〜100800回、1年なら31536000〜36792000回。
いかがですか?たった1年の間にこれだけの回数、他の人より高い圧力を血管が受け続けるのです。
これが何年も続くと、当然あなたの血管は悲鳴をあげます。新しい弾力のあるゴムホースが、次第に痛んでヒビが入ってくるように、ボロボロになってしまうのです。
その痛んだ血管が、高い血圧に耐え切れず破裂します。破裂した場所によっては、最悪死に到る場合もあるのです。
他にも、もし他の生活習慣病などを持っている場合、血圧が高いことによって、その病気も悪化させてしまうことがあります。
また、高血圧が原因となって、他の生活習慣病(動脈硬化など)を併発することもあります。
動脈硬化が悪化すると、心筋梗塞・脳卒中を起こし、命を奪われてしまうことがあります。
@食事の塩分を控えめにします。
ナトリウムは生きていくために必要なミネラルの1つですが、私たちの体は、体内のナトリウムの“濃度”を一定に保とうとする働きがあります。
ナトリウムの“量”ではなく、“濃度”です。ここがポイント。
塩の化学的な名称は「塩化ナトリウム」です。つまり塩分を多く摂ると、その分ナトリウムも多く摂取することになります。
沢山のナトリウムは血液の中に溶けて体内を回ります。血液はナトリウムの“濃度”を一定に保つために、多くの水分を取り入れます。すると濃くなったナトリウムを、薄めることができます。
私たちの経験でいうと、“しょっぱいものを食べると、水が欲しくなる”あの原理です。
血液中に沢山のナトリウムが溶けている限り、血液中の水分も多くなります。血液の水分量が増えるという事は、その入れ物である血管に圧力が強くかかります。
塩分を多く摂り続けると、血圧が高い状態が続く、つまり高血圧になるのです。
それでも、ついつい「塩分を摂りすぎてしまった」りすることは、よくあります。
そんな時、どうしたら摂りすぎたナトリウムを体から出すことができるでしょう?
その秘訣は「カリウム」!
体の中で、ナトリウムとカリウムはバランスをとりながら存在しています。
カリウムの量が少ないと、その分を補おうとナトリウムの量を増やそうとし、反対にカリウムの量が増えてくると、その分ナトリウムを体の外に捨てようとします。
体内のナトリウムを減らすには、カリウムを補えばよいのです。
カリウムの多い食物 : ひじき、青海苔、インスタントコーヒー、緑茶、干ししいたけ、切り干し大根、脱脂粉乳、豆類、バナナ、グレープフルーツ、リンゴ
Aコレステロール値を抑える
コレステロールが多く血管の中を流れていると、そのうち血管内部の壁にくっついて、血管の壁を厚く、血管の中を細くします。
塩分を摂りすぎると血液中の水分が増えて、血圧を高くしたように、今度は入れ物である血管が容量を小さくすることで、血圧が高くなるのです。
コレステロールの多い食べ物(肉類、油っこいものなど)を控えめにします。
とはいえ、コレステロールは血管を修復するなど、体にとってなくてはならない働きもしますので、むやみにコレステロールを摂らないようにするだけでなく、適度に摂取するようにしましょう。
もしコレステロールを摂りすぎてしまったと感じたら、腸内を掃除する、食物繊維を多く摂ってバランスをとりましょう。
食物繊維の多い食物 : 野菜、海藻類、大豆・大豆製品
B適度な運動をする
体が太ってくると、血圧が高くなる傾向にあります。
高血圧を予防するためにも、適度な運動をして肥満を避けましょう。
ただし、あまり激しい運動は逆効果。また、「運動しなくちゃ」とイヤイヤながらにしていると、ストレスとなって、やはり逆効果です。
ウォーキングなど、長時間続けられる軽い運動がおすすめです。
夫婦や、一緒に楽しめる仲間と一緒に、趣味として楽しむと、さらに効果的です。
ただし気をつけなければいけないのは、高血圧の症状がひどい場合や、他に心臓や血管に病気がある場合、腎臓に障害がある場合などです。事前に医師に相談して、スポーツをしていいかどうか確認しましょう。
軽度の場合は、食事や運動などの生活習慣を変えることで、正常値に戻ることもあります。
それだけではなかなか改善されない場合、血圧降圧薬といった薬物治療を行います。
薬の量や用法は、医師や薬局の処方を守ってください。もし気分が悪くなるなどの症状が出たら、病院で相談しましょう。
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